すみれの作った双眼鏡
Sumile’s binoculars
Mixed technique, 140x140mm
こどもがおもちゃのパズルで作った双眼鏡が造形的におもしろく、かたちに残しておきたくなったため、作品にしました。 制作中に興味を持った娘が、作品の下描きノートに落書きを始めたので、せっかくなので、設計図の制作を手伝ってもらいました。色の勉強も兼ねて、主に一般にあまり使われていない昔の絵の具 – 天然の鉱物や天然の染料(動物・植物由来)などで色をつけました。
使用した色材
ラピスラズリ・マラカイト・鉛丹・銅樹脂・ガンボージ・竜血樹脂
コチニール・ローズマダー・木犀草・スティル・ド・グラン・貝紫・葡萄蔦黒
シアン・マゼンタ(シュミンケ ムッシーニ)
おもちゃのパズル双眼鏡の前と後ろにはレンズとして透明なパーツで赤、青、黄、透明 4色の窓がそれぞえ作られており、接眼レンズと対物レンズの色の組み合わせにより、たくさんの異なる色の世界を見ることができる
赤だと『青がちょっと濃くなって、なんか紺みたいで金が(黄色が)オレンジみたいになる。 で 白がピンクになる。』
青だと『赤が赤むらさきになって、きいろがきみどりになって、白がみずいろになる。』
そして
『きいろなら、赤がピンクになって、青がエメラルドになって、白がうすきいろになる。』
『白だと その色』